【セミナーレポート】豊川青年会議所で「AI実践ブートキャンプ RISING」を開催|NotebookLM・Manus・Gensparkを実際に使ってみた

2026年4月15日、豊川青年会議所にて「チャンスをつかめ AI実践ブートキャンプ RISING」を開催しました。約50名の会員が参加し、NotebookLM・Manus・Gensparkの3つのAIツールを実際に操作する実践型セミナーを行いました。
事後アンケートには43名が回答。満足度は5点満点中平均4.6点でした。

参加者の現状:ChatGPT一択からの脱却が課題
セミナー前の事前アンケートから、参加者のAI利用状況が明らかになりました。
| AIツール | 利用率 |
|---|---|
| ChatGPT | 90% |
| Gemini | 40% |
| Copilot | 10% |
| 画像生成系 | 5% |
| Claude | 3% |
ChatGPTの認知・利用は高い一方、それ以外のツールはほとんど使われていない状態でした。また、中小企業のAI導入率は23.4%で、大企業(43.3%)の約半分にとどまっています。売上1兆円以上の大企業では92.1%がAI導入済みまたは準備中です。
セミナーのゴール:用途に応じて使い分けられるようにする
このセミナーのゴールは、ChatGPT以外のAIを知り、用途に応じて使い分けられるようにすること。目指した効果は3つです。
- 業務効率を上げる
- 成果物の質を向上させる
- 集客に活かせる
実践テーマ:「新入会員向け資料」を3つのAIで一気通貫作成
当日の実践テーマは、「豊川青年会議所の新入会員に説明する資料」を題材に、3つのAIで分業して仕上げるワークでした。
Step 1|NotebookLM — 嘘をつかない情報整理AI
NotebookLM(Google製)は、入力した情報源をもとに回答するため、ハルシネーション(AIの誤情報生成)が起きにくいのが特徴です。
当日のデモ手順は次の通りです。
- 理事長所信と青年会議所のホームページURLをNotebookLMに投入
- チャットで「新入会員向けの説明マニュアルを作って」と指示
- マニュアル本文+インフォグラフィックを出力
参加者は同じデータを使い、各自で新入会員向けマニュアルを作成しました。余裕のある方はインフォグラフィックや音声要約にも挑戦しました。
活用シーン例:社内マニュアル作成・行政制度の読解・就業規則の確認・顧客向けチャットボット

Step 2|Manus — エージェント型AIでスライドを全自動生成
ManusはChatGPT(LLM)とは異なり、「計画→実行→修正」を自律的に繰り返すAIエージェントです。
| ChatGPT(LLM) | Manus(AIエージェント) | |
|---|---|---|
| 動作 | 質問に「回答」を生成 | 目標に向けて「計画・実行・修正」を繰り返す |
| 自律性 | 人間の指示ごとに一問一答 | 最終目標を伝えると自律的に完遂 |
| 成果物 | 回答テキスト・コードなど | 調査レポート・比較表・Webページなど |
デモでは「青年会議所の活動紹介スライドを作って」と一言伝えるだけで、情報収集→構成→デザインまで全自動で完成しました。参加者ワークでは穴埋めプロンプトが配布され、グループごとに仕上がりを確認し合いました。振り返りセッションではManusの議事録機能を使ってグループ討議の内容をリアルタイムで記録する体験も行いました。
活用シーン例:営業資料・サービス紹介・社内向け発表資料・議案書作成
Step 3|Genspark — ポスター・チラシを自動生成
Gensparkでは、プロンプトを入力すると3パターンの画像が自動で生成されます。条件(年齢層・雰囲気など)を追加するだけで再生成できるため、デザイン経験がなくても複数案を比較できます。当日は「入会者を増やすための画像ポスター」を各自が作成しました。
活用シーン例:SNS投稿画像・チラシ・キャンペーン告知・店舗POP・求人ポスター
セミナー結果:無料ツールで数分〜十数分で成果物が完成
3つのAIを組み合わせることで、以下がすべて無料ツールで数分〜十数分のうちに完成しました。
- 正確な説明マニュアル(NotebookLM)
- 構成されたスライド(Manus)
- 訴求力のある画像ポスター(Genspark)
従来の手作業では情報整理・構成検討・デザイン調整に数時間〜数日かかっていたものが、AIの活用で大幅に短縮されます。
アンケート結果(43名回答)
満足度
| 評価 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 5点(最高) | 26件 | 60% |
| 4点 | 15件 | 35% |
| 3点以下 | 2件 | 5% |
| 平均 | 4.6点 | |
「自分の仕事・事業に使えそう」と思ったAI
- すべて使えそう:16件
- NotebookLM(マニュアル・情報整理):多数の参加者が選択
- Manus(スライド生成):複数選択での回答も多数
個別相談の希望
- 希望する:18件(42%)
- 今回は見送る:25件
参加者が感じている課題(自由記述より)
- セキュリティ・コンプライアンス面での不安
- 現場スタッフへの浸透方法がわからない
- 集客やSNS運用への活かし方
- どのAIをどの場面で使えばいいかわからない
- 業務の自動化・アプリ作成に挑戦したい
まとめ:「トップが動けば、組織が変わる」
このセミナーのメッセージは3つです。
- 今日体験した3つのツールは、明日から無料で使えます
- まずはやってみること。困ったら相談すること
- トップが動けば、組織が変わる
AI導入において、経営者・幹部が先頭に立って使い始めることが、現場への普及の最大の鍵です。大企業がAIを武器に進む中、少人数だからこそ取り回しが早い中小企業・地域団体こそ、スピード感を持って動くべきタイミングです。
登壇者プロフィール
志水 康太 / 合同会社ICHI. 代表
理学療法士として医療・リハビリテーション領域に従事後、中小企業・医療・福祉分野を中心に生成AI導入支援を行う。2025年度のセミナー参加者は1,000名以上。
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合同会社ICHI.では、中小企業・地域団体向けのAI活用支援を行っています。「何から始めればいいかわからない」という段階から、現場への定着まで一緒に手を動かします。
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