高校生に「AIで仕事はどうなる?」と聞かれて|愛知県立国府高校の企業訪問インタビューにお答えしました

先日、愛知県立国府高校の3年生の生徒さんお二人から、企業訪問インタビューをお受けしました。「これからの社会について、働く現場に話を聞く」という授業の一環で、AIを使った仕事をしている会社としてICHI.にお声がけいただきました。
この記事では、当日どんな話をしたのか、高校生の視点からAIやこれからの仕事がどう見えているのかを交えてご紹介します。
ご訪問の経緯
きっかけは、国府高校で物理を担当されている先生が「これからAIの時代が来る」と生徒さんに話したことだったそうです。そこから生徒さんご自身がインターネットで検索し、ICHI.を見つけて連絡をくださいました。
企業訪問は「情報」というくくりで実施されており、このテーマを選んだのはお二人だけだったとのことです。受験を控えた3年生の忙しい時期に、自分たちでアポイントを取り、話を聞きに来てくださったこと自体、AIへの関心の高さがうかがえました。
AIで今、どんな仕事ができるのか
まず、ICHI.がどんな仕事をしているのかをお話ししました。AIを使ってできることは幅広く、ひとことでは伝わりにくいので、具体的な例を挙げながら説明しました。
| 分野 | 具体例 |
|---|---|
| 文章・資料作成 | メール返信、ブログ記事、会社紹介資料、業務マニュアルの作成 |
| 画像・動画 | 広告バナー、チラシ、YouTube動画の編集・テロップ・BGM生成 |
| アプリ・ホームページ | 業務効率化ツールやホームページを、プログラミング知識がなくても形にする |
| マーケティング・分析 | SNS運用、データ分析、集客の相談対応 |
その場でAIに作ってもらう、を実演
話を聞くだけでなく、実際にAIが動くところをその場でお見せしました。子ども向けの夏休み学習アプリを一つの指示文だけで作った例や、ChatGPTに指示を出してその場で画像やスライドを生成する様子を見ていただきました。
「年収1億円のロードマップ」をAIと一緒に考える
お二人から「将来お金持ちになりたい」という話が出たので、では具体的にいくらぐらいを目指したいのかを伺い、その場でChatGPTに相談しながらロードマップを作る実演を行いました。有料プランで賢いモデルに切り替えること、忖度せず率直な意見を返すよう設定を変えることなど、AIをより実務的に使うための小さなコツもあわせてお伝えしました。
「動画編集もAIがやってくれる」「画像に文字を入れるのも数十円でできる」といった話には、お二人とも驚かれた様子でした。普段から使い慣れているChatGPTが、仕事の現場でどこまで使われているかを知る機会になったようです。
これからの仕事とAIについて
AIが進むと仕事はどうなるのか、という質問にもお答えしました。集計や転記のような繰り返し作業が中心の仕事は、今後大きく変わっていく可能性があります。一方で、人と人との信頼関係が必要な営業や接客のような仕事は、しばらくはAIに置き換わりにくいだろうという話をしました。
ロボットにAIを搭載した「フィジカルAI」や、無人タクシーなど、体を使う分野でもAIの活用が進んでいることにも触れました。5年後、10年後を考えると、AIを「使う側」に回れるかどうかが、仕事の選択肢に大きく関わってくるはずです。
そのために高校生のうちからできることとして、まずはAIに触れてみること、そして「何を作りたいか」「何を解決したいか」というゴールを自分で持つことの大切さをお伝えしました。
お二人の進路とAIとの距離感
お二人とも大学進学を希望されていて、情報系への進学を考えている生徒さんもいらっしゃいました。友人同士でChatGPTを使う機会はすでにあるとのことで、学校としても利用を特別に制限しているわけではないそうです。
一方で、身近な大人が仕事でAIをどう使っているかは、まだあまり知らないという声もありました。実際に仕事の現場でどう使われているかを知る機会自体、まだ多くはないのかもしれません。
おわりに
今回の企業訪問は、先生の一言をきっかけに、生徒さんご自身が調べて連絡をくださったことから実現しました。次の世代がAIとどう向き合っていくのか、私たちにとっても学びの多い時間になりました。
東三河の地域から、AIを「使いこなす」人が一人でも増えていくよう、今後もこうした機会があれば積極的に協力していきたいと考えています。